【大紀元日本8月8日】アメリカの雑誌「TRADER MONTHLY」(6,7月号)で、全世界50の優秀貿易都市が発表され、シカゴが1位、アジアのトップは香港の12位であった。
優秀貿易都市の選定は、貿易関連基礎建設、税制、不動産価格、資金調達、娯楽施設、夜の生活飲食、スポーツ施設等の9項目が評価ポイントとされた。その結果、1位シカゴ、2位ロンドン、3位ニューヨークで、アジアの最高は香港の12位、シンガポールと上海はそれぞれ33位と40位であった。
上位の都市は、いずれの項目においても高得点を獲得しており、中でも上位3都市は、貿易関連基礎建設が満点で、娯楽においても高得点であった。ニューヨークが3位に甘んじたのは、税率が高いため、税制において高得点が得られなかったことによる。1位となったシカゴは先物取引市場として秀でており、貿易は同都市の“血液”とも言われている。
香港は、税制と夜の生活飲食では満点であり、貿易関連基礎建設でも高得点を獲得したにもかかわらず、12位であったのは、不動産価格の得点が50都市中最下位だったことによる。
香港のライバルであるシンガポールと上海は、ほとんどの項目で平均的な得点であったが、シンガポールは娯楽施設と夜の生活飲食の点数が低く、上海は税制とスポーツ施設で点数を失った。
12位に選ばれた香港、アジアでトップ(RICHARD A. BROOKS/Getty Images)