【大紀元日本6月24日】(記事訂正…カワウソ→ビーバー)中国西端の新疆ウイグル自治区アルタイ地区烏倫古河(ウルングホ)が渇水状態になってからすでに50点xun_ネ上が経過し、同河下流の福海県における3万ムー(約2000キロ平方メートル)の農地は、水不足のため荒れ果て耕作できない状態になったという。
同河の水源は、ジュンガル盆地の西北部に位置し、海抜468メートルに位置する。東部の福海県までの距離は14キロメートルで、水源である湖の面積は827平方キロメートル、水深5-10メートル、周辺には葦が茂っており、ほのかな塩分が含まれ、ウグイ、鯉、河スズキ、フナなどが生息する。
情報筋によると、渇水原因は高温・干ばつであるとされており、6月21日には、福海県の気温が34℃に達し、アルタイ地区も連日30℃以上の気温が続いているという。また、烏倫古河流域には統一された管理部門はなく、人為的継続的な開発で上流における耕作面積が増加され、水資源の合理的配分ができず、上流が河川の氾濫、下流は干ばつをもたらし、それにより河川の機能を果たせず、渇水したという。
渇水状態の新疆烏倫古河 (大紀元)
同河の渇水のため、農作業ができないばかりか、生態環境も破壊された。かつて「古脊髄化石」と呼ばれ、国家一級保護動物の希少動物のビーバーは、この渇水状態の生活環境を離れ、新しい環境を求め移動する途中で遊牧民の犬に咬まれて死亡するケースが多く発生し、深刻な生存危機に直面しているという。関係者は、烏倫古河流域における統一管理部門の設置が急務であると
烏倫古河流域下流の福海県における3万ム(約2000キロ平方メートル)の農地は、水不足で荒れて耕作できない状態に陥った(大紀元)
指摘した。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。