【大紀元日本4月26日】米国務院スポークスマンのクーパー氏は4月26日、エベレストキャンプ基地で抗議を行った米国人4人が中国当局に逮捕された情報について、「我々はこの情報はすでに入手し、調査を行っている」と表明し、米側が調査を開始したことを明らかにした。
ニューヨークに本拠を持つ人権団体「自由チベット学生運動組織」の声明発表によると、米国人3人がチベットの自由を訴え、北京五輪をボイコットするために、「一つの世界、一つの夢、自由なチベット2008」の横断幕をヒマラヤ山脈のエベレスト基地にて掲げたという。しかし、その後すぐに中国当局に逮捕されたという。
抗議を行った米国人たちは、中国語およびチベット言語で類似するスローガンも作成しており、その内の1人はTシャツに「チベットへの聖火の進入は禁止」と書かれているという。
声明によると、逮捕された4人には海外へ亡命した米国籍チベット人が含まれているという。また、この人物は海外からチベットへ戻り抗議を行った最初の亡命者チベット人であるという。一方、4人目に逮捕された者は米国人カメラマンで、当時、彼は抗議活動の一部始終を撮影し記録を撮っていたという。
4人が逮捕された地域は、中国側が五輪開催時に聖火をリレーするための練習キャンプ付近であるという。中国外交部は同件について、コメントはまだ発表していない。
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