【大紀元日本4月23日】大紀元社説『九評共産党』が発表されてから、中国で中共関連組織からの脱退(「三退」と呼ばれ、共産党、共青団、少先隊からの離脱表明)の大波が起こり、国際的にもほとんど毎週「三退」への声援パレード或いは集会が行われるようになってきた。最近ニューヨークで行われた脱中共を声援する国際規模の大集会では、中国大陸の民衆がラジオの生中継を通して、初めて直接脱党集会に参加する場面まで現れた。
4月8日午後、全世界中共脱党支援センターや希望の声など複数の団体の主催により、1千人近くの人びとがマンハッタンのユニオン・スクエアに集まり、数10人が相次いで発言し、中共からの離脱を表明した2千万を越す民衆に声援を送り、同時にその場で43人の「三退」表明が行われた。
初めて中国大陸に生中継された「三退」集会
希望の声ラジオ放送局は今回の活動の主催団体の一つとして、ハイテクの設備を運用して、初めて中国大陸向けに集会の生中継を実現した。
全世界中共脱党支援センター・スポークスマンの高大維氏の紹介によると、希望の声ラジオ放送局の生中継は意義が重大であり、このような方式は「三退」集会の地域と時空の制限を越え、ニューヨークからの声援を数多くの中国民衆に同時に伝えられる。彼は、「この種の情報、エネルギー、心と精神の交流は、正義の人達を一つに繋ぎ、民衆に対する中共の封鎖と恐怖を打ち破ると同時に、大陸と世界各地の有識者が迅速で自由な発表ができ、それに参与して広い範囲をカバーできるため、集会の影響力を強めることができる」と語った。
大陸民衆より脱党への支援表明
中国山東大学教授の孫文広氏は「希望の声ラジオ放送局」を通じて講演し、中国共産党が私有財産を無法の限りを尽くして侵犯することを厳しく非難し、脱党表明は有効な抵抗行為だとし、それらの行為に対して支持を表した。また、中国大陸のフリーライター、民主人士の顧万九氏、孫不二氏及び賀偉華氏も同じネットワークを通じて発言し、中国民衆の脱党に対する支持を表明した。
中国大陸河北省の李鳳琴氏、福建省の黄清氏など3人、及び上海の王越華氏など11人は集会を通じて実名で脱党表明を行った。
海外親中共人士らの中共への決別表明
孫文広氏の行為に感銘を受け、元親中共団体「中華海外友好会」理事の陸東氏は自発的にステージに上がり、中共及び所属していた親中共組織からの離脱を表明した。陸東氏は、かつて上海復旦大学の外国語学部青年団の総書記を担当し、後に海外へ移って「中華海外友好会」の理事となった。集会で彼は即刻その場で脱党声明を発表し、「かつて中国共産党の党内改革に希望を抱き、海外で中共の利益を支持したこともあったが、14年来、中国経済改革の成果が中共に盗み取られた事実を見て、目が覚め、中共と決別する機が熟したと思った」と語った。また、その後のインタビューでは、「孫文広教授等の異議者は中国大陸にいて中共の恐怖に直面しても堂堂としているのに、私は海外で小心すぎて恥ずかしい、海外の人士はもっと大胆に出て脱中共すべきだ」とも語った。
今回の集会に協力した団体からもその場で集団「三退」表明が行われ、中国自民党鄭科学氏ら6人、民主党世界同盟王軍氏ら8人であった。
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