【大紀元日本1月6日】先月30日に開かれた中国浙江省健康教育協会設立大会で、国民に対する健康教育経費についての調査結果が発表され、調査対象となった21の省、市、自治区の60の都市の住民における健康教育費は1人当たり1人民元の百分の一(約0・15円)にも満たないことが分かった。また、現行の健康教育資源は、国民の日増しに増加する需要を満たすには程遠いことが明らかになった。
中国紙「浙江日報」によると、中国全土6省のすべての農村における別の調査では、農村における15歳以上の若者の中で、高血圧の予防知識を持っている者はわずか2・6%であることが分かった。言い換えれば、調査対象の97%以上の中国農民は高血圧の予防の仕方を知らないということになる。
調査によると農村の成人の中で、環境、飲み水、栄養、伝染病、慢性病予防等8項目の衛生知識を持っている人の比率は36%しかないという。その内、エイズ、高血圧の予防知識を持っている者はさらに少ないことから、同紙は、特に農民における健康知識の普及は急務であるとしている。