【大紀元日本11月21日】中国労働社会保障部の推計によると、中国の各大学の卒業生413万人のうち、約124万人が、現在もなお就職が決まっていない。中央社が報じた。
北京「中国青年報」の報道によると、中国科学院研究生院が先日開催した、科学及び人文フォーラムにおいて、中国労働社会保障部・田成平部長が以上のように述べた。
統計によると、今年の大学卒業生は、昨年に比べて75万人増加し、総数で413万人となった。初回の就職率を70%として計算すると、今年において、約124万人が就職できていないことになる。
田部長によると、中国国務院は大学生の失業問題を非常に重視しており、教育部等の関連部門が参加する部門間合同会議を作り、この問題について研究を行っている。
田部長の見解によると、労働社会保障部からみると、大学生の就職問題を解決する方策として、第一に、経済の発展にあわせてより多くの職位を開拓し、就職の需要を満足させることである。今年において、当初定めていた就職人数の新規増加目標は900万人であったが、10月において、既に1021万人の増加を実現しており、年末には、これが1200万人に達するという。
第二の方策は、一定の優遇政策をとり、大学生が末端部門に就職することを奨励することである。彼の見解によると、当期に就職できない原因として、大学生自身の就職に対する期待、観点の問題があるという。
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