【大紀元日本10月26日】江西省南昌にある民間専門学校の学生が、学校に騙され、予定していた大専(大学程度の専門学校)の証書が得られないとして、学校内で抗議を行うとともに、公共物を破壊した。情報によると、少なくとも千人余りの特別警察が現場に駆けつけ、多くの学生を負傷させた。政府は、関連する情報を統制するとともに、メディアの報道を許可していない。ラジオ自由アジア(RFA)の丁小記者はこの事件を詳細に報じた。
日曜点xun_ネ降、大陸の新聞サイトは、一つのニュースを相次いで引用し、次のように報じた:先週土曜日の午後8時前後、江西省の民間学校贛江職業技術学院の一部学生が、大専の学制問題について学校との間で意見が対立し、学生集百名が集まって校舎、宿舎、食堂のガラスを割り、自動車を破壊し、校門の道路を封鎖した。その後、関係者のトップが現場に駆けつけ、状況を確認し、学生と話し合いをして意見を聴取し、日曜日の午前2時前後に学生は寝室に戻り、休息をとった
。
しかし、当校の学生募集の責任者である王先生によると、記者の取材に対し、学生の騒ぎは、教育庁による民間専門学校の学籍に関する政策指導が不明確であることが学生の誤解を招いたことと、煽動によってもたらされたものであるという。
王先生:関係部門は、学生が入学する前に、学籍に関する問題を明確に伝えていなかった。このため、学生は、学籍が何かということについてはっきりした認識を持っていなかった。この政策は、我々の学校が単独で決めたものではない。また、事件を煽動する者がおり、学生の要求が受け入れられなかったと吹聴していた。
しかし、記者が大陸のBBSでこのテーマについて検索すると、2500を超える書き込みが現れるとともに、政府メディアの報道とは異なる内容が含まれていた。
BBSにおいては、多くの写真が添付され、この中には、棒で殴られた傷口を写した写真も含まれていた。しかし、記者が、自動車を燃やしたとする学生のサイトを開こうとすると、スクリーンには、「これは禁止されたサイトまたは存在しないサイトである」との表示が現れた。
記者が、当地の新聞である江西都市報に電話したところ、職員は、学生から救援を求められたが、このニュースの報道を許可されなかったという。
江西都市報職員:このニュースについて、我々は書いていない。書けない。
記者:それはなぜか。上が書かせないのか。
江西都市報職員:私は知らない。この件については、私もあまり分からない。
記者が学校に電話したところ、もう一人の職員は、問題は、現在解決に向かっており、学生は、退学を選択でき、学校側は全ての学費を返還するという。また、教育部門は、学生に大専の証書を与えると回答したという。しかし、彼は、他の情況について言及することを拒んだ。
学校職員:この件は、現在解決に向かっており、代表が処理を行っている。一部の学生に対し、学費の全額を返還している。
記者:彼らは何に不満なのか?
学校職員:学籍の問題であろう。現在、我々は、大専の卒業証書を認めており、その証書がまだ発行されないうちに今回騒ぎが起こったことから、これは主な原因ではなく、他に原因があるのだろう。
しかし、この事件を巡り、ネット上で展開されている議論を見ると、事件は月曜日になっても学生は怒りに満ちているということであったが、全学生は冷静で、破壊行為に代えてデモを行ったのだとしている書き込みもあった。なお、このBBSの討論の画面には、次の表示があった:本文は既にロックされている!いかなる人も、二度と評論を発表できなくなった。記者が発見したところによると、日曜日の午前10時以降、ここに新たな書き込みはなされていなかった。