中国臓器狩り:豪州議会議員ら、議会議事堂前で中国の大量虐殺を非難

2006/10/20
更新: 2006/10/20

【大紀元日本10月20日】豪州各地の法輪功学習者は10月17日、首都キャンベラの議会議事堂前で集会、豪州政府に対し、中国で生きている法輪功学習者の臓器を強制摘出するジェノサイド犯罪を阻止するよう訴えた。数人の政界要人と地元団体のリーダーらが集会現場に駆けつけ、法輪功への集団迫害や学習者を狙った臓器狩りを非難した。具体的な要求として、臓器狩りの徹底調査について、有効なルートで中国当局に圧力をかけるとともに、悪化する一方の中国の人権侵害に国際社会の関心を呼びかけ、経済利益や再来年の北京五輪開催のために人権侵害を隠蔽する中国の姿勢を糾弾することなどを呼びかけた。

労働党連邦下院議員 カーメン・ローレンス(Carmen Lawrence)博士、労働党のクリス・ボーエン(Chris Bowen)下院議員、民主党アンドリュー・バーレット(Andrew Barlett)上院議員、緑党のケリー・ネットル(Kerry Nettle)上院議員、難民行動委員会のシスター・ジェーン・キーオ(Sister Jane Keogh)代表、ベトナム人団体のビッチ・ファン(Bich Phan)主席、ベトナムラジオの周清阮局長、連邦議会のトリッシュ・クロッシン(Trish Crossin)上院議員とその助手も集会現場に駆けつけ、スピーチを行い、支持署名をした。「真相を調査する委員会」のメンバー、豪州のチベット人権委員会のロイ・ホルズ氏も支持表明メッセージを寄せ、中国当局による法輪功への集団迫害をやめさせるよう呼びかけた。

労働党ローレンス議員は集会で、人権団体と国際社会はオリンピックを前に、中国の人権迫害の記録隠ぺいと臓器狩り犯罪をやめさせるべきで、この現状を非難すべきであると発言した。

民主党バーレット上院議員は、相当数の議会議員が中国当局に圧力をかけるために、より有効な方法を探っていると明らかにし、「我々は、他国で発生していることを無関係と認識してはならぬ」と進言した。

バレット議員(大紀元)

緑党のネットル上院議員と党代表ブラン上院議員は豪州政府に対し、自国民が中国での臓器狩りで「臓器売買」に加担させてはならぬ、政府が関連の法的措置を講じ、その保証を求めたことを明らかにした。

ネットル議員(大紀元)

難民行動委員会の代表、修道女であるキーオ氏は、カナダ外務省アジア太平洋前担当大臣デービッド・キルガー氏と、人権弁護士デービッド・マタス氏が作成した中国の法輪功学習者を狙った臓器狩り調査報告書について、引用されている証拠には十分な説得力があると述べ、法輪功学習者に対し、「真相を明るみに暴露しよう、あなたたちは決して孤立無援ではないのだ」と声援のメッセージを送った。

難民行動委員会の代表、修道女のキーオ氏(大紀元)

今回の集会で、法輪功学習者は中国臓器狩りの停止を求める1万4千人あまりの署名をボーエン下院議員に渡し、豪州議会に提案するよう託した。

(記者・駱亜、葉佩青)