【大紀元日本10月17日】国際社会の反対を顧みずに核実験を行った北朝鮮に、中共当局は、強い反応を示しているが、制裁を実施していない。中国から北朝鮮に、未だに毎日4000トン近くの貨物が輸送されており、その貨物にはあらゆる物が含まれているという。
香港“文匯報”の報道によると、北朝鮮が労働党成立61周年の祝賀会を終えた11日、遼寧省丹東と北朝鮮との間を行き来する貨物車の流れが、再び活発になった。11日午前9時20分より、北朝鮮から丹東へ向かう車が相次いで現れ、車両の数は午前10時前後にピークに達した。車列は、通関から橋まで列をなしており、10時40分までに、合計で90台余りの2、30トン車が港を通過していった。
当地運輸会社の責任者の話によると、現在、毎日170台余りの中国側車両が丹東市の国境を越えており、朝鮮側の車両も7、80台ある。朝鮮側からやってくる車は、基本的には全て中身が空であるが、車内に鉱産物、漢方薬の材料等を積んでいるものもある。一方、中国側車両の搭載貨物には全てが揃っており、果物、建材、プラスチック製品、ペンキ、電器、パン、ビスケット、大豆油、食料等、あらゆる物が含まれていた。
この責任者の指摘によると、各車両に平均で25トンの貨物が搭載されているとして計算すると、毎日中国から北朝鮮に輸送される貨物の量は、4000トン近くになるという。
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