【大紀元日本10月2日】10月1日、中国大陸では中華人民共和国建国を祝う国慶節だが、海外の華人らは世界各地で、この日を「国殤日」(亡国を哀悼する日)として、民主と自由を圧殺した中国共産党(中共)政権に抗議する集会やデモを行った。日本では、東京の繁華街で、中共脱党センター、中国人権弁護士・高智晟氏応援会、民主中国戦線、大紀元時報など多くの団体による大型集会が開かれ、参加団体メンバーの演説が気炎を上げる中、今月難民申請した中国のエリート科学者もスピーチを行い、観衆の注目を集めた。吉田康一都議、中津川前衆議員も祝電で応援した
。集会後、在日華人らが中心になり、デモを展開、中共関連組織からの脱党人数1400万人を超えたことを日本社会にアピールした。
脱党センター:中共に「ノー」と言う中国大陸民衆を応援
主催者・脱党センター代表は集会で、中共は57年前に国の政権を盗み取り非合法的に国家の権力を握ったと指摘し、中国民衆が暴政統治下、苦難と屈辱の生活を忍んできた。海外にいる中国人および中国に強い関心を寄せる日本人として、中共政権に「ノー」と言える勇敢な中国民衆を応援すると表明した、さらに、中国の良心を代表する高智晟弁護士の救出を呼びかけた。
在日華人:「10月1日は国家滅亡、犠牲者を哀悼する日」
王天増氏は、10月1日は中共の言う国慶節ではなく、国家滅亡、犠牲者を哀悼する日であるとし、中華民族の流血受難の日であると強調した。王氏は、中共が57年前に中華民族を拉致したとし、中共に統治された57年間は、中国民衆・中国文明を踏み躙られ壊滅させられた歴史に化した指摘した。同氏は、中共が両岸分裂をもたらし、中国動乱を作った元凶であると譴責した。
76歳の魯之璠氏は中共を毎日のように罵倒していると語り、毎日殺人している中共に対して、武器は不要であるとし、すべての人が罵声のみで中共を覆すことができるのだと主張した。
76歳の魯之璠氏:中共を罵倒(大紀元)
在日華人作家・王天増氏(大紀元)
民主活動家:「九評」は共産主義を脱却する絶好の手引き
民主活動家・羅華龍氏は、「九評共産党(共産党についての九つの論評)」は世界の人々に共産主義の邪悪な本質を認識させ、思想および行動から共産主義を脱却するための絶好の手引きであるとし、人々に中共の関連組織を離脱するよう呼びかけた。
民主活動家・羅華龍氏(大紀元)
中国核安全専門家:中共の迫害のために地位と生活を捨てた
元中国国家環境保護総局核安全および放射線センターの研究員・李旭彤氏は、これまでに、関連学術論文を50篇あまり発表し、国家の省・部級の進歩賞を受賞していた。しかし、李氏は法輪功を修煉していただけで、強制労働収容所に入れられ、中共の迫害を受けた。李氏はその後、生き延びるために本心に逆らい、中共のうそ偽りに妥協したが、長期にわたる精神的な苦痛に耐えられずに、地位と生活を捨てて中国を脱出したと苦しい心情を語った。
李氏は、強制労働収容所のような完全閉鎖された環境の中で、人間性皆無の中共独裁の下では、人々は失うものは自由だけではなく、人間としての基本的尊厳、言論・思想の自由、強いては命まで失うのだと強調した。
元中国国家環境保護総局核安全および放射線センターの研究員・李旭彤氏(大紀元)
パレードは「1400万の中国人の中共脱退を応援」、「中国人権弁護士・高智晟氏を救出」などの中国語や日本語の横断幕を掲げ、渋谷区および港区を回り約1時間行進した。