「江南時報」の報道によると、江西市の上場国営企業「江西万年青年泥股份有限公司」で、資産十数億元が流出、近年の株式市場での堅調にもかかわらず、関連部門の調査によると、総経理・楊石根容疑者ら65人が資金を横領、同社に甚大な被害を与えた疑い。
江西省国有資産監督管理委員会はこのほど、楊容疑者らが過去10年間に渡り、(増資株式公開により)、一般投資家から十数億元の資金を集めたことを明るみにした。調査によると、楊容疑者は愛人数人を囲い、一年の大半を山海の保養地で過ごし、案件発覚の1-2ヶ月前、架空の領収書で落とした公費は、4万元強に達していた。
楊容疑者は歓楽の便宜を図るため、香港にそれ専門の会社事務所を設立、ここ八年間は何の事業も展開していなかったが、年間の経費20-30億香港ドルを計上し、2003年から2004年の間、香港とマカオを15回以上往復し、最長で16日間逗留、歓楽街を豪遊していた。
報道によると、楊容疑者は元来の酒好きで、北京ブランドの「京酒」を愛飲、公司側は北京まで「買い付け」に行き、公司総部と生産者が同容疑者に供し、これらの巨額費用も同容疑者の「同意署名」で、経費として生産コストに組み込まれていたという。