【大紀元日本7月6日】カナダ食品検査庁(CFIA)は7月4日、1週間前にマニトバ州で発見された狂牛病の疑いのある感染症例は、検査の結果、発病した15歳の乳牛は、牛海綿状脳症(狂牛病、BSE)であることが確認されたと発表した。今回の感染症例は、カナダでは2003年以来、6件目となった。
カナダ食品検査庁は、感染した雑種乳牛の部位は食品や飼料に混入していないとし、同牛は、カナダ当局が1997年に動物飼料管理規則を実施する前に、すでに生まれたと強調した。
食品検査庁は、同乳牛は1992年に他の牛と一緒に購入したと発表し、生まれた場所および他の牛が同じ飼料を食したかについて、追跡調査が必要との見解を示した。
牛海綿状脳症は、通常では感染した牛の部位を食することによる感染で、カナダ当局は1997年より実施した同管理規則に則り、指定された牛の部位を飼料として使用禁止している。
また、6月26日、カナダ当局は同管理規則の使用禁止範囲をさらに拡大し、危険性の高い部位をすべての動物およびペットの飼料、または農業・植物の肥料への添加を禁止したという。食品検査庁によると、今回の内容改訂は、狂牛病の感染リスクをさらに99%までに抑えることができるという。