【大紀元日本5月24日】曾蔭權(ドナルド・ツァン)現香港行政長官は20日、マカオに出張し、陳方安・前香港政務長官と前香港行政会議議員らと面談した。2007年の香港特別行政区選挙戦が徐々に盛り上がりをみせる中、曾蔭權氏の元上司である陳方安氏が参選するか否かが政界の関心を寄せ、今回曾、陳両氏の面会が注目されている。
中央社の報道によると、陳・前政務長官を含む前行政局員5人が、20日午後船便でマカオ港に到着、夜10時頃、曾・現行政長官、陳・前政務長官が前後してマカオ埠頭に現れた。曾行政長官は、面会について香港のメディアから聞かれ、「旧交を温めただけ」と、記者らの質問をかわした。
香港中文大学・政治行政学部の上級研究指導者・蔡子強氏が「明報」紙に明かした見解によると、2007年の香港総選挙を睨むこの時期、多くの人は参選等の秘密会議であると憶測するであろうが、もし何らかの秘密会議であるなら、6人で会談すると目立ち過ぎるし、マカオというロケーションも事件に拍車がかかるため、大した意味がないという。
曾行政長官は20午後突如としてマカオに出張、何厚ファ・マカオ行政長官と、6月初旬の泛珠デルタ論壇の協議分担に関して話し合いを行ったが、メディアには少しの発信もなかったという。