【大紀元日本3月27日】米紙ワシントン・タイムズは24日、「記者の証言:中共は囚人から臓器を摘出」と題し、中国瀋陽市の蘇家屯地区にある地下秘密収容所で、法輪功学習者から臓器を生きたまま摘出するという証言を報道した。
報道では、米国に脱出した中国人ジャーナリストの証言を引用し、瀋陽市郊外の蘇家屯地区にある遼寧省血栓中西結合医院は、病院内部にある秘密収容所に監禁されている法輪功学習者から臓器を摘出し、国内外の患者に販売しているという。
情報を提供した中国人ジャーナリスト金中氏(Jin Zhong、仮名)はこのほど、中共政権に追われ、国外に脱出した。
金氏は中共政権によるSARSの対応について調査している時、この地下秘密収容所の存在に気づき、2005年10月から12月にかけて、囚人虐待の事実と臓器摘出の運営システムを初めて知った。臓器が摘出される囚人は法輪功学習者であり、ある中共幹部から遼寧省血栓中西結合医院が秘密裡に手術していることを告げられたという。
この巨大な地下収容所は同病院の地下に建設され、約6千人の法輪功学習者が監禁されていた。学習者から臓器(腎臓、肝臓、目の角膜など)を摘出し、国内外の移植患者に販売している。施術後、学習者の遺体は、この病院のボイラー室で焼却処分される。ボイラー室の作業員は遺体からアクセサリーや腕時計などを抜き取り、売買しているという。金中氏は「これは暗殺だ、国家ぐるみの暗殺だ。いますぐ止めなければ」と語った。
金中氏の情報源の1つは、臓器摘出に参加した中国人医師の妻。この医師は、自分が担当する恐ろしい職務のために心理的な障害を患い、(妻に)この秘密を明かしたという。現在、この女性も米国に逃亡した。
金中氏はすでに、2回にわたり中共に身柄を拘束されており、最近ようやく政治庇護を求めるため米国に脱出したと明かした。中共政権の脅威から逃れるため、彼は身分を隠さなくてはならないという。米議員を含め米国政府には、すでに臓器摘出の関連情報を提供したという。
この件について、駐米中国大使館からのコメントは得られなかったという。
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