【大紀元日本3月14日】 在韓米軍司令官パウエル・ベル陸軍大将は9日、米下院軍事委員会の聴聞会で、「北朝鮮が7日発射したミサイルは固体燃料による短射程ミサイルで、命中精度と機動力が大幅に改善された、北朝鮮のミサイル技術は躍進している」と発言した。同聴聞会に出席した米太平洋軍ファロン司令官は記者のインタビューに答え、「このたび北朝鮮が実験発射したミサイル3発は、韓国を射程にする短距離のもので、朝鮮半島以外には脅威を及ぼすことはないであろう」と指摘した。中廣新聞などが伝えた。
ファロン司令官は聴聞会の席上、北朝鮮の実験ミサイルが国内で研究開発された「国産」であると指摘、米国民主党議員の「もし、中共が台湾侵攻、北朝鮮が南侵、テロ分子が世界で爆発したら、米軍はどこに対応するのか?」の質問には、「もし北朝鮮が算盤を違えて、韓国に侵入したら、在韓米軍は即時対応、これを撃退することが可能」と自信を垣間見せた。
また、ベル大将は7日、米上院軍事委員会で証言、「北朝鮮は、グァムや沖縄、アラスカを射程内にする中距離ミサイルを開発配備中」「射程約1,300㎞のノドン・ミサイル200基とスカッド・ミサイル600基を装備、他にソウルを強襲できる特殊部隊10万人、韓国首都を射程にできる長距離砲も保有」と引き続いて「北の脅威」を強調し、北朝鮮が経済の疲弊に関らず「先軍政治」を採っている事実を指摘した。