【大紀元日本3月2日】米国ニューヨークを拠点とする「ジャーナリスト保護委員会(CPJ)」は、2月23日のニュース・アラートで、アトランタ、サンフランシスコ、ニューヨーク地区の中国媒体関係者が攻撃、威嚇された事件に対し強い関心を示した。同委員会は、大紀元時報・同紙ウェブサイト関係者が、中共に不利な報道評論を行ったため報復対象となったとの認識を示した。
2月8日、アトランタの自宅で正体不明の3人に襲撃された中国系米国籍の李淵氏は、「賊は、中共の特務工作員か特務機関の雇われた者で、中共当局のネット情報封鎖を突破した大紀元の情報や中国大陸から大紀元に投稿するライターの名簿を探しに来た」と述べ、海外大紀元関係者が脅かされている事実を暴露した。
同委員会は以前、監禁された大陸のジャーナリスト鄭貽春氏、張林氏、楊天水氏3人の案件を記録した。3人は、中共当局が禁止した大紀元その他のウェブサイトで中央当局を批判する文章を発表、逮捕された。鄭氏は2005年に「国家転覆罪」で7年の刑を科され、張氏は同罪で5年、楊氏は審理なく、2005年12月に監禁された。
ジョージア州警察当局は、李淵氏の襲撃事件について公式見解を控えているが、米連邦捜査局(FBI)のスディーブン・エミット捜査官は、民事事件として捜査する方針を示した。
大紀元時報米国各地の編集者も威嚇を受けた。サンフランシスコ支社の編集者アレックス馬氏は、同委員会に対し「2005年、自宅が2度にわたり何者かに不法侵入された」と訴えた。馬氏は、当時「共産党についての九つの論評」討論会を準備中で、共産党を詳細に分析、厳しく批判する論評であったため、中共当局に警告されたとみられる。それと前後して、中国大陸の家族から電話があり、大紀元での編集をやめるよう警告があったという。
大紀元時報ニューヨーク本部の副総裁・黄万青(ファン・ワン・チン)氏は同委員会に対し、「中国大陸の家族が過去2年間、何度も中共公安に事情聴取され、自分の米国での活動が中共特務機関員による監視下にあると言われた」と訴えた。家族によると、公安は同氏の米国日常生活に詳しく、銀行口座番号まで知っていたという。
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