【大紀元日本2月25日】枢機卿にこのほど選出されたカトリック香港教区の陳日君司教(74)に対して、中共政権は政治に関与しないようにと警告した。陳司教はこれまで中共の宗教弾圧を厳しく非難してきた経緯がある。
BBCによると、中共外交部の劉建超スポークスマンは、「我々は宗教自由を主張しているだが、政治に関与してはならない」と発言した。
陳司教は枢機卿の任命が発表された後、バチカンと中共政権の関係改善に努めたく、中共に信仰の自由を拡大してほしいとしたのに対し、劉建超氏は、中共とバチカンの関係に関しては、従来の立場を堅持すると強調した。
陳司教は23日にBBCの取材で、中共政権の警告について、「もちろん政界でポストにつくことをしない。しかし、社会の一員として、社会問題に対して自分の考えを持つことが当然」と反論し、さらにバチカンと中共政権の関係について「華人として、両者の橋渡し役を果たすことができる」と関係改善に意欲的である。また、宗教の自由を弾圧してきた中共をこれからも批判していくと述べ、従来の立場を変える意志がないと強調した。
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