【大紀元日本2月18日】中共はこのほど、各省に配置された中国人民武装警察部隊(武警)の高級幹部を大規模に人事異動させていることが分かった。
香港紙などによると、今回、山東省、江蘇省、江西省、浙江省、貴州省、吉林省、湖北省の武装警察の幹部が移動されたとみられる。中で、吉林省「武警」総参謀長の孫玉義は江蘇省に異動され、江蘇省の総参謀長戴粛軍は山東省に、山東省の楊正武総参謀長は武警工程学院長にそれぞれ異動される。
また、浙江省と江蘇省の「武警」政治委員は入れ替えの形で異動され、湖北省の「武警」政治部主任の胡漢武は吉林省の政治委員に昇格される。
天安門広場で監視する武装警察官(AFP)
中共の「武警」は1982年に設立され、解放軍と同じ軍規を採用し、構成員も社会的に軍人と同じ待遇を受けるなど、軍事組織的な側面を強く残している。また、指揮系統としては国家公安系統に所属するが、国務院、中央軍事委員会からも二重の指導を受けるとされている。
「武警」の部隊は、重要施設の警備や治安維持をする「内衛部隊」、「黄金部隊」「水電部隊」「交通部隊」「森林部隊」、「辺防部隊」「消防部隊」「警衛部隊」などに分けられている。
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