【大紀元日本2月10日】中国を訪問中の衆議院議員・野田毅元自治相(日中友好協会会長)は8日、北京での唐家セン中国国務委員との会談で、「日中関係の改善は小泉首相に期待しない」と唐家セン氏が明らかにしたことを指摘、3月下旬の日中友好団代表との会談で、中国側の対日新政策が発表されるとの観測を示した。
メディアも北京発の自民党衆議院議員の発言に注目し、唐家セン国務委員長が会談中に小泉首相の靖国参拝に対し「中国はすでに小泉首相に期待していない」と発言。日中関係は小泉首相在任中に好転する可能性は少なく、首相後任人事に関心を寄せていたという。
唐家セン国務委員長は会談中で、日中関係に対する中国の基本的スタンスについて明確化、野田氏はメディアに対し、「中国は歴史認識と台湾問題について譲らないとみられる」と明かした。日中友好7団体が胡錦涛中国国家主席と予定している会談は、目下3月23日から4月1日で調整中。
安倍晋三官房長官は9日、同発言について「指導者としては不適切な発言」と抗議した。