【大紀元日本2月6日】米インターネット検索大手のグーグル社が1月31日に公開した決算によると、グーグル社は第4四半期の実績は82%上昇したにもかかわらず、ウォールストリートの予測より低いという。
消費者のネット広告への需要が急増したため、グーグル社は2005年最後の三ヶ月での純利益は3・72億米ドルに達し、2004年同期の2.04億ドルと比べ、82%も増加した。
この実績は、1株あたり1・22米ドルの利益の計算になる。しかし、金融データ会社のトムソン・ファイナンシャル(Thomson Financial)社がウォールストリートのアナリスト31人に実施したアンケートによると、市場はグーグル社の実績は1株あたり1・76米ドルの利益と予測していたという。
グーグル社は株式市場が引けた後に決算を発表したが、これは同社が2004年8月に上場して以来、はじめてウォールストリートの予測に達しなかったため、同社の株価は市場が引けた後の時間外取引で66ドル93セントも下落し、下落の幅は15・5%だった。その株主の保有株価値は約200億ドル減少したという。
ウォールストリートのある一人のアナリストはマスコミに対して、同社の収益は予測に達したが、実質利益は目標に達成できなかった、競争の激しい市場では、同社のような企業はその目標に達成しなければ、その株価は必ず大きな影響を受けるだろう、とコメントした。
同社は、2005年第4四半期の収益は実際に86%も増加し、19.2億ドルに達している、ビジネスパートナーへの費用を取り除けば、実質利益は12.9億ドルである、と発言した。
同社のCEOであるシュミット氏は、1月31日のあるアナリスト会議では、今回の実績は会社内部で定めた目標を超えたと話した。
まだ、同社CFOであるレイジェス氏は、第4四半期の利益が減少した主な原因は、同期に適用した税金率が大幅に引き上げられて、42%ぐらいに達したからだと述べた。
同社の利益報告はその最大の競争相手であるヤフー社の株価にも大きな影響を与えた。ナスダックが終了したとき、同社株価は34ドル38セントで取引を終了し、1・93%下落した。
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