【大紀元日本1月30日】韓国野党ハンナラ党の朴槿恵代表が「北朝鮮のドル紙幣偽造問題は明白な国際的犯罪行為で 6者会談と別個の問題で見なければならない」と主張した。
朴代表は 26日の新年記者会見で、「ドル紙幣偽造問題は明白な国際的犯罪行為で 6者会談と別個の問題という点を確認, 北朝鮮がこの問題を会談拒否の言い訳にさせてはいけない」、「北朝鮮核問題解決のために韓国政府が明確な態度を取ることを強力に促す」と明言した。
25日、慮武鉉大統領が、「米国が対北圧迫政策を広げたら韓米間の異見が発生する」と明らかにした中で、朴代表は、「6者会談が困難を経験するほど、韓国政府は韓米日の共同戦線を強化、中国とロシアを説得して北朝鮮が誤った判断を下さないようにしなければならない」と韓米同盟の大切さを再三強調した。
朴代表はまた、「ハンナラ党は今年、北朝鮮核問題の解決と北朝鮮住民の人権改善, そして国軍捕虜と拉致被害者, 離散家族問題の解決のために積極努力する」と明らかにした。
「政府が北朝鮮の血なまぐさい人権実態にずっとそっぽを向いて国際社会の努力に賛同しないことは、私たち自らが道徳性を失って国際社会の孤立を自ら招く事だ」「北朝鮮住民と脱北者の人権は勿論, 国軍捕虜と強制拉致被害者の送還に積極的に出ることができない政府は基礎的な義務も果たすことができない」と批判した。
朴代表は、「南北間の交流協力を強化, 平和定着に積極的に出ることは当然必要だが守ることは守りながらしなければならない」、「ハンナラ党は朝鮮半島の平和定着と南北間の共同発展のためにより前向きで, 大胆な接近をする」と明らかにした。
ハンナラ党は、新韓国党と民主党が1997年合併して成立、党名「ハンナラ」は一つの国という意味。1997-2002年の大統領選挙で党首総裁の李会昌氏を擁立して戦ったが、現在与党ウリ党の慮武鉉当時候補に破れた。党は巻き返しを図るべく保守層に人気の高い、元韓国大統領・朴正熙氏の娘、朴槿恵氏を代表党首に選出、擁立している。
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