【大紀元日本1月22日】米消費者製品安全委員会は1月18日、フィッシャー・プライス社と自主回収の共同発表し、消費者に回収される製品を直ちに使用中止するよう呼びかけた。
自主回収の製品名は、フィッシャー・プライス社の「笑いと学び・ミュージカル・ラーニング・チェア」で、総回収数は約61万4000脚。同製品は中国で生産されたものである。
発表の中で同製品の危険性について、児童は、椅子の背もたれおよびサイドテーブルの間の隙間に頭を突っ込み、首が締め付けられ動けなくなり、窒息に至る可能性があると示唆。
フィッシャー・プライス社はこれまで、すでに3件の上記事故報告を受けた。そのうち1件は、児童の首に締め付けられた痕が残っているという。
内容によれば、自主回収される音楽学習椅子はプラスチック製のベビー玩具で、高さは約17インチ(約43センチ)。音楽および数字、アルファベットを音で流すことができる。サイトテーブルに時計、本およびライトが付いており、椅子の前方にフィッシャー・プライスと印字されている。包装にある説明書では、同玩具は12ヶ月から36ヶ月の子供に適すると書かれている。椅子の底にH4609、H7167~H8157、J0272およびJ0275の製造番号を記されている。
フィッシャー・プライス社は2005年5月より2006年1月の間に、米各地のディスカウントショップまたは、玩具販売店で同製品を販売し、販売価格は約27米ドル(約3000円)である。
また、フィッシャー・プライス社が消費者に対して、同玩具を直ちに児童の側から離し、フィッシャー・プライス社に連絡を取った上、同社より無料の道具箱を取得するよう呼びかけた。道具箱には、椅子の背もたれおよびサイトテーブルの間にある隙間を広げるプラスチック板が用意されている。同プラスチック板は児童の首が引っかかる率を下げることができると示した。
フィッシャー・プライス社は対応すべく措置をとると同時に、消費者が随時連絡が取れるように電話およびネットでの対応を構築したと示した。