【大紀元日本1月19日】新華社は18日、北朝鮮の金正日総書記が1月10日~18日の間、非公式に中国を訪問し、帰国したと報道した。これで、中国政府は初めて、今回の金総書記の訪中を認めたことになる。
新華社電によると、金総書記は湖北、広東、深センなどを訪問した後、北京で胡錦濤・国家主席と会談を行った。胡主席は、金総書記の中国農業科学院作物科学研究所の視察にも同行したという。
また、新華社電によると双方の会談の中で、金総書記は六カ国協議の話題に触れ、「中国とともに、今の問題を克服していく」と表明したという。しかし、六カ国協議に応じるかどうかについてはまだ不透明である。
金総書記は以前にも秘密裏に何度か中国を訪れているが、帰国してから訪問の事実を公表するのが慣例になっている。今回の訪問でも、各メディアが煙に巻かれる格好となった。