【大紀元日本9月11日】米マイクロソフ社が元幹部カイフー・リー(李開復)氏の移籍問題で、検索エンジン企業のグーグル社を相手とって起こした訴訟は、9月6日に再び米国で裁判が開かれた。裁判の中で、双方は相手を罵るなど泥仕合の様相を見せた。
リー氏は2000年からマイクロソフト社に勤務していたが、今年の7月にグーグル社に移り、同社の中国進出において中心的な役割を担おうとしている。
マイクロソフト側は、リー氏が競業禁止契約に違反したと主張したのに対し、リー氏はマイクロソフト社が中国市場で失敗したため、転職はやむを得ないことだと応酬した。
7月29日、米高等裁判所は、カイフー・リー氏に対して、「マイクロソフトで担当した製品、サービス、プロジェクトと競合する活動をグーグル社でしてはならない」という禁止令を発した。裁判は、ここまではマイクロソフト側が有利だった。
マイクロソフト側の弁護士は、リー氏が在職中に会社の利益を顧みずに、マイクロソフト社での実績を利用して、グーグルに自己アピールしていたと批判した。グーグル側は、リー氏はマイクロソフト社で大した実績はなく、むしろアップル社時代及び学生時代での実績が大きかったと反論した。
マイクロソフト社の弁護士は法廷審理が始まる来年1月までリー氏のグーグル社における職務内容を制限するよう求めた
IT産業のトップであるマイクロソフトとグーグル社の戦いはまだまだこれからだ。
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。