【大紀元日本8月15日】香港文匯報8月5日の報道によると、中共の人民解放軍は最近、人事異動を発表した。その範囲は、蘭州、瀋陽、南京、北京等の大軍区及び総参謀本部、総後方勤務部、総装備部などの三つの総司令部に及んでいる。その中で、中共南京軍区副政治委員の孫大発氏が総後方勤務部の政治委員へと転任し、元大連艦艇学院の鄭宝華氏が海軍副司令に着任した。
報道によると、この度の人民解放軍の人事異動は、瀋陽軍区で非常に人数が多い。瀋陽軍区政治部主任・潘瑞吉中将は、老齢のために退役した周永順氏の後任を継ぎ、瀋陽軍区の副政治委員に着任。軍区の政治部主任は、原本によると、瀋陽の某集団軍政治部主任となり、後任には政治部組織部長である張鉄建少将が引き継いだ。
元大連陸軍学院の院長であった高風楼少将は、数日前、瀋陽軍区の副参謀長に昇任。瀋陽軍区司令部の王子新氏は遼寧省軍区の参謀長に昇任した。
蘭州軍区では、遼夏軍区元司令官であった常貴祥少将が数日前、蘭州軍区副参謀長に転任。新疆軍区参謀長である張世銘少将が新疆軍区副司令官に昇任。新疆軍区元副司令官であった、李新光少将は新疆生産建設兵団副司令に転勤した。
北京軍区でも小規模ながら人事異動があった。元北京軍司令官・鄭維山中将の息子で、北京軍区の元副参謀長・鄭勤少将が某集団軍の軍長に転任。その集団軍の軍長であった馮兆挙氏が、北京軍区の装備部部長に着任した。
南京軍方面では、副政治委員兼軍紀委員会書記であった孫大発中将が、七月中旬に総後方勤務部の政治委員に昇任。孫大発氏は、8月1日の“建軍節”の前日夕方に行われた党の集会で、新職に内定したことを公表した。
総参謀部においては、元某集団軍の軍長・威建国少将が総作戦部部長に転任。装備部の電子部部長であった安成少将が年齢のため退職休養、前装備部外事局長、計画部副部長であった張馳少将が電子部部長に昇任した。
海軍では、中共海軍副司令兼装備部長であった金矛氏が近日退職休養、大連艦艇学院より鄭宝華氏が副司令に昇任する。海軍湛江保障基地の元政治委員であった候建少将は、数日前に南海艦隊の政治部主任に昇任した。
鄭宝華氏は、1948年生まれ、河北豊南出身、正規軍での階級は海軍少将。