トランプ氏は「最高の上司」 レビット前米報道官が退任後に振り返る

2026/10/16
更新: 2026/10/16

ホワイトハウスの元報道官、キャロライン・レビット氏(29)がこのほど、インスタグラムでフォロワーからの質問に答え、トランプ氏との私的な交流や退任後の生活、今後の仕事について語った。トランプ氏を「最高の上司」と評する一方、幼い2人の子どもとの時間を確保するため、報道官の職を離れる決断をした経緯を明かした。

レビット氏は今年1月から今年8月まで報道官を務め、米国史上最年少のホワイトハウス報道官となった。今月14日、トランプ氏は私生活でも親しみやすい人物なのかと尋ねられると、「そう。最高の上司」と回答。大手メディアでは伝えられにくい一面だとした上で、退任後もトランプ氏は「私に対して常に親切で、励ましてくれる」と語った。「とてもユーモアのある人。大好きだ」とも述べた。

先月下旬には、米FOXニュースの司会者ショーン・ハニティ氏の番組に出演し、トランプ氏の外交姿勢についても言及していた。テレビで見るトランプ氏の姿は、非公開の会議や電話協議でも変わらないと説明。ロシアのプーチン大統領、中国共産党の習近平、キア・スターマー元英首相との電話協議でも、率直で遠慮のない物言いを貫いていると語った。

レビット氏は今年5月、第2子となる長女ビビアナちゃんを出産。6月に一時復帰したものの、8月に退任を決めた。報道官の仕事は週60時間を超える勤務に加え、24時間態勢での対応が求められる。政治の最前線で重責を担いながら、2人の子どもに十分な時間を割くことは難しいと判断したという。

レビット氏は「今は毎日、子どもたちと家で過ごし、時折テレビ番組のインタビューに出演している」と説明した。退任を決断した背景には、長時間労働だけでなく、職務に伴う安全上の懸念もあった。

大統領専用機エアフォースワンへの同乗や、中東での戦争をめぐる発言など、職務にはさまざまなリスクが伴っていたという。在任中に脅迫や中傷を受けた経験も、家族を守る必要性を強く意識するきっかけになった。

質疑応答では、夫との年齢差についても質問が寄せられた。夫のニコラス・リッチオ氏は61歳の不動産業者で、2人の年齢差は32歳。レビット氏が連邦議会議員選挙に出馬していた2022年に知り合い、昨年1月に結婚した。

年齢差のある恋愛について助言を求められると、「批判する人たちの声は気にせず、自分の心に従って」と回答。「彼と結婚したことは、私が下した決断の中で最も賢明なものだった」と述べ、夫を「世界で最高の夫であり、父親」と称賛した。親しい友人たちも、2人が一緒にいる姿を見れば、互いの深い愛情を理解してくれるという。

今後の活動について、FOXニュースは今月初旬の発表で、レビット氏が来月1日付で同局の評論員に就任すると明らかにした。本人もインスタグラムで、「11月1日からFOXニュースの評論員として活動する。今後もさまざまな番組に出演する予定である」と報告した。

後任の報道官となったケイティ・ザカリア氏については、全面的に支持する姿勢を示した。報道官の仕事は「世界で最も難しい仕事の一つであると同時に、最も面白い仕事の一つでもある」と語ったという。

レビット氏は現在、家族とともにニューハンプシャー州に戻り、生活の拠点を移した。政権の中枢で担ってきた役割に区切りをつけ、子育てを優先しながら、テレビでの新たな活動に踏み出そうとしている。

李言