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英国の政治家 中共による生体臓器収奪と国際的な弾圧について懸念を表明

2025/10/27
更新: 2025/10/27

中国共産党(以下、中共)が26年間続けている法輪功への残酷な迫害、特に法輪功学習者からの生体臓器収奪の暴行が明らかになったことで、英国社会は政治家から一般市民に至るまで、衝撃を受け、それを受け入れられないと感じている。

2025年10月、英国の政治家は引き続き声を上げ、中共による信仰の自由の侵害や生体臓器収奪の暴行を共同で非難した。政治家たちはまた、中共が他国を操って法輪功を弾圧することに断固反対し、信仰の自由の促進と保護に尽力している。

 

スコットランド内閣大臣、中国の人権状況に深い懸念を表明

スコットランド政府の憲法・対外関係・文化担当内閣大臣であるアンガス・ロバートソン氏が発表した書簡の原文(明慧ネット)

 

 以下は書簡の日本語訳である

スコットランド政府の憲法・対外関係・文化担当内閣大臣アンガス・ロバートソン(ANGUS ROBERSTON)氏は、10月16日にスコットランド議会議員ダニエル・ジョンソン(Daniel Johnson)氏への返信の中で次のように述べている。「スコットランド政府は中国の人権状況に深い懸念を抱いており、今後も中国政府に対してこれらの問題を直接提起し続けます。人権と法の支配を尊重することは、スコットランド政府が中国と関わる際の指導原則の一つです」

「私たちは、中国において宗教または信仰を理由にキリスト教徒、ムスリム、仏教徒、法輪功学習者およびその他の集団が迫害されていることに深い懸念を抱いています。英国政府からは、中国における宗教または信仰の自由の問題を公に提起しているとの報告を受けています。たとえば、今年8月に首相が中国の習近平国家主席と初めて会談した際、人権問題が取り上げられました」

「私たちは、生体臓器収奪に関するいかなる証拠も真剣に受け止めます。英国政府は、中国における生体臓器収奪に関する報告や証拠を引き続き注視・精査し、この問題について主要な非政府組織や国際的なパートナーと対話を維持すべきです」

「私たちがこの問題を極めて重視し、その進展を引き続き注意深く見守っています。あなたとあなたの選挙区の有権者に安心をもたらすことを願っています」

 

英国欧州問題担当大臣「宗教および信仰の自由を断固として擁護する」

英国の欧州・北米および英国海外領土担当国務大臣スティーブン・ドーティ氏よりの返信(明慧ネット)

英国の欧州・北米および英国海外領土担当国務大臣スティーブン・ドーティ(Stephen Doughty )氏は、10月15日に国会議員マイク・ケイン(Mike Kane)氏への返信の中で次のように述べている。

「英国政府は一貫して、すべての人々の宗教または信仰の自由を擁護しています。英国において、私たちは宗教または信仰の自由という権利の促進と保護に断固として取り組んでおり、そしてこの基本的人権を守るために国際社会でも積極的に発言しています」

ロシアが中共の影響下で法輪功を迫害していることに対して、スティーブン・ドーティ氏は次のように表明した。

「英国政府は、人権分野におけるクレムリンの国内状況が悪化の一途をたどっていることを非難し、ロシアに対し宗教または信仰の自由に関する国際的な約束を履行するよう強く求めています。私たちは、公の声明や多国間の場での立場を通じて、ロシア当局による人権侵害を明らかにし、その責任を追及しています。たとえば、7月31日には、英国は国連安全保障理事会において、ロシア当局による国内の政治的反対派への弾圧問題を提起しました。8月4日には、英国の人権大使が再びロシア当局に対し、すべての政治犯を釈放するよう呼びかけました」

中共による法輪功への迫害について、スティーブン・ドーティ氏は次のように強調した。「中国国内における宗教または信仰の自由の環境は極めて制限されており、そこには国内外での法輪功学習者に対する迫害も含まれています。英国政府は、国連、G7、その他の多国間の場での立場、そして中国との二国間関係を通じて、宗教および信仰の自由という権利を一貫して擁護しています。ここ数カ月の間に、首相、前外相、財務大臣、エネルギー大臣、そしてインド太平洋問題担当大臣が、中国当局者との会談の中で人権問題を提起しました」

 

国会議員「生体臓器収奪は、人間の尊厳に対する最も深刻な侵害の一つである」

英国国会議員ズビール・アフマド(Dr Zubir Ahmed)博士は、有権者への返信の中で次のように述べている。

英国国会議員ズビール・アフマド博士(明慧ネット)

 

「ご指摘の状況は極めて憂慮すべきものです。『中国法廷』や多数の人権団体による報告は、中国における宗教や少数民族集団への迫害が依然として広範に存在していることを示しています。もし生体臓器収奪に関する指摘が事実であれば、それは人権および人間の尊厳に対する最も深刻な侵害の一つとなります」

「私は、英国がさらなる行動を取るよう求められていること、たとえば対象を絞った制裁の実施や、中国との医療協力に関する監査の強化などを認識しています。多くの人々が、こうした措置が英国が侵害行為の共犯とならないために極めて重要であると考えていることも理解しています。英国は引き続き、中国に対して臓器移植制度における透明性と責任の確保を求める必要があり、私もすべての国際的なパートナーがこうした行為を独立して検証する努力を強化すべきだと考えています」

「私は、英国政府が最高レベルで中国の人権問題への懸念を表明し続けていることを理解しています。報告によれば、首相、外相、財務大臣、エネルギー大臣が最近、それぞれの中国の担当閣僚との会談で人権問題を取り上げました。政府は引き続き、中国の宗教的少数派の状況を注意深く見守っていることも承知しています」

「私は、政府が国際的な場であらゆる人々の宗教および信仰の自由を擁護することを引き続き支持します」

 

国会議員「生体臓器収奪に関する指摘は極めて憂慮すべきことである」

英国国会議員マーク・ファーガソン氏よりの返信(明慧ネット)

 

国会議員トレイシー・ギルバート氏(左)ピーター・スウォロ氏(右)(明慧ネット)

 

国会議員マーク・ファーガソン(Mark Ferguson)氏、トレイシー・ギルバート(Tracy Gilbert)氏、ピーター・スウォロ(Peter Swallow)氏は、有権者への返信の中でいずれも次のように述べている。

「私は、中国において宗教または信仰を理由に迫害を受けている集団、たとえば新疆のウイグル人ムスリム、キリスト教徒、仏教徒、そして法輪功学習者に対して引き続き深い懸念を抱いています。差別や暴力的な反対なしに、自らの信仰を持ち、変更し、広めることができる権利は、すべての人が享受すべき人権です」

「私は、中国における生体臓器収奪の指摘が過去数年間にわたり繰り返し報告されており、これらの指摘が極めて憂慮すべきことであることを理解しています。また、法輪功学習者を含む少数民族や宗教集団が、特に標的とされている可能性があることも承知しています」

「2014年末、中国当局は死刑囚からの臓器摘出を停止すると発表しました。もしこの方針が実施されれば、重要な前進となります。しかし、私はまた、より新しい報告によればこの行為は依然として続いていることを承知しています。これには『中国での臓器移植濫用停止 ETAC国際ネットワーク』が設立した『中国法廷』の判決も含まれます。実際、『中国法廷』は、中国全土で長年にわたり大規模な生体臓器収奪が行われてきたと認定しており、法輪功学習者やウイグル人が主な被害者であるとしています」

「私は、英国政府が最高レベルで中国の人権状況への懸念を表明し続けていることを承知しています。報告によれば、首相、外相、財務大臣、エネルギー大臣が最近、中国当局者との会談で人権問題を取り上げました。政府は引き続き、中国の宗教的少数派の状況を注意深く見守っていることも理解しています」

「私は、政府が国際的な場であらゆる人々の宗教および信仰の自由を擁護することを引き続き支持します」

 

(明慧ネットより転載)