【ニュースレターが届かない場合】無料会員の方でニュースレターが届いていないというケースが一部で発生しております。
届いていない方は、ニュースレター配信の再登録を致しますので、お手数ですがこちらのリンクからご連絡ください。

米国で違法医師の手術が失敗 女性の脳死を引き起こす

2025/04/04
更新: 2025/04/04

クイーンズ区で偽医者が違法に、整形外科クリニックを運営し、女性の臀部(しりの部分)インプラント除去手術に失敗した結果、女性は心停止に陥り、最終的に脳死となった。この偽医者は逮捕され、重罪で起訴した。

クイーンズ区の刑事裁判所の起訴状によると、31歳の被害者女性は、3月28日の午後1時頃、クイーンズ区アストリア(Astoria)にある20番道路に近い35丁目にある住宅クリニックに行き、自称医者のフェリペ・ホジョス=フォロンダによって臀部インプラント除去手術を受けた。

手術中、フォロンダが女性に麻酔薬「リドカイン」を注射した際、女性は、突然心停止を起こし、救急隊員によってマウントサイナイ・クイーンズ(Mount Sinai Queens)病院に緊急搬送した。一方、フォロンダは現場から車で逃走した。

病院によると、女性が到着した時には、脳の活動がなく、人工呼吸器が必要で、「リドカイン中毒」の兆候が見られた。この薬剤は、不適切に使用したり、過剰に投与したりすると、不整脈や死亡を引き起こす可能性があるものであった。

その間、被害者の友人が、私立クリニックに彼女の持ち物を取りに行った際、家主から手術中に事故が発生したと聞き、すぐに警察に通報した。警察はフォロンダの写真を入手し、ナンバープレートの手がかりを追って、最終的にケネディ国際空港でフォロンダを逮捕した。その時、逃亡のために飛行機に搭乗しようとしていたと言う。

フォロンダは、二級傷害罪および違法行医罪で起訴され、3月30日の法廷で、裁判官はフォロンダの継続的な拘留を命じた。

現在、被害者の女性は、依然として病院で昏睡状態にあり、意識は回復していない。

警察はフォロンダの写真を公開し、他の潜在的な被害者に証言を求めている。

呂是語