中国共産党の法輪功迫害を非難 = 欧州議会議員

2024/07/24
更新: 2024/07/24

法輪功学習者(以下、学習者)の平和的な反迫害運動は、25周年を迎えた。欧州議会議員のミリアム・レックスマン氏はソーシャルメディアに投稿し、中国共産党(以下、中共)が学習者から臓器を収奪するという人道に対する犯罪を強く非難し、すべての学習者を直ちに釈放するよう中共に要求した。

 「信仰のために迫害されるべきではありません。中共は学習者への迫害を止め、人体から臓器を収奪するという非人道的な犯罪の責任を取らなければなりません。丁元徳さんを含めすべての学習者は、釈放されなければなりません」

欧州議会議員ミリアム・レックスマン氏
欧州議会議員ミリアム・レックスマン氏の投稿

 同氏はまた2024年の世界法輪大法デーに、現在も迫害を受けている学習者に心からの願いをソーシャルメディアに書き込んだ。

 「この世界法輪大法デーを迎え、すべての学習者に私の心からの願いを。中共が弾圧を停止し、中共の全体主義政権によって不当に投獄されている、すべての人々の釈放を求めます。皆さんと、中共に迫害されているすべての人々が、いつの日か自由の空気を吸えるよう祈ります」

欧州議会議員ミリアム・レックスマン氏の投稿

 さらに同氏は、中共の法輪功迫害を非難する緊急決議案の討論で、中共による学習者への残酷で血まみれな拷問についても語った。「今年だけでも、学習者が拘束衣を着せられ、高圧スタンガンで電撃され、唐辛子粉をかけられ、足を焼かれ、マスタードオイルを強制的にかけられ、食事や睡眠を奪われるなど、さまざまな拷問を受けたという報告が相次いでいます。何人かの女性学習者は性的暴行を受けました。そして、私たちは中共が生きたまま学習者から臓器を収奪するという、この吐き気がする行為を忘れてはなりません」

 ミヒャエル・ガーラー欧州議会議員は、レックスマン氏とは同僚であり、中共による法輪功迫害を非難する欧州議会の緊急決議の中心的な発起人である。ドイツ選出の欧州議会ベテラン議員であるガーラー氏は、中共が学習者の迫害を続けていることを以前から懸念し、その終結に尽力している。中共による法輪功迫害を非難する欧州議会の緊急決議では「法輪功の学習は誰にも危害を加えるものではなく、国家に脅威を与えるものでもありません。しかし1999年以来、中共は法輪功の学習をイデオロギーに対する脅威とみなし、迫害を開始しました。その具体的な事例は、昨年起きた学習者・丁元徳氏に対する不法な裁判です。(中共は)これらの人々をすべて無条件で釈放し、中国憲法の規定通り、彼らの信仰や文化を許可しなければなりません」と述べた。

中共の法輪功迫害を非難する緊急決議案の討論で発言するミヒャエル・ガーラー欧州議会議員

 また同議員は、中国の臓器移植の濫用を公に非難し、EUの世界的な人権制裁体制と対応する各国の制裁体制を適用して、中国内外の学習者への迫害に関与するすべての加害者と団体に制裁するように求め、その措置には、ビザの発給拒否、資産の凍結、EU領域からの追放、刑事訴追(域外裁判管轄権に基づくものを含む)、国際法に基づく刑事告発が含まれるべきだと強調した。

 そして「(この制裁措置の発動は)釈放されるべき罪のない中国国民に対して果たすべき責任なのです」と締め括った。

明慧ネットより転載