仏パリで法輪功学習者が集会 中国共産党の臓器収奪を非難

2024/07/19
更新: 2024/07/26

仏パリの法輪功学習者は7月13日、反迫害25年を迎えるにあたり、在仏中国大使館近くの広場で集会を開いた。学習者は煉功を披露するとともに、法輪功への迫害実態の資料(以下、真相)を通じて、中国共産党による強制臓器摘出の問題を伝えた。多くの市民は反迫害の活動に署名し、支持を示した。

 
2024年7月13日、パリの法輪功学習者が在フランス中国大使館近くの広場で開いた集会の様子

 

 

 

 

 

法輪功学習者の話に耳を傾け、反迫害活動に署名するパリ市民

 

 仏元教育大臣からメッセージ 迫害25年間を非難

 フランソワーズ・オスタリエ元教育大臣は、集会当日に支持メッセージを送った。

 「過去四半世紀にわたり、私は常に国民議会の会議や討論で皆さんを支持し、歴代政府に質問を投げかけてきました。また、公の場での抗議活動や中国共産党(以下、中共)の暴行に関心を向ける活動に、参加してきました」

 「法輪功は平和な功法を修煉しているだけで、中共から『第一の敵』とみなされ、迫害されています。まさに、数が多いというだけで、平和的な力を恐れ、本来得られるはずの支持を残酷な弾圧に変えたのです。独裁者たちは常に狭い視野で、すべての人を脅威とみなしています」

フランソワーズ・オスタリエ元教育大臣

 オスタリエ氏はまた、欧州議会の決議案に言及した。「何百万人もの法輪功学習者(以下、学習者)が労働教養所で拘束され、軍や病院の強制臓器摘出の主な被害者となっています。なんと恐ろしい暴挙でしょうか!」

 「昨年1月、欧州議会で採択された決議は迫害を非難し、関係者に制裁を科すよう呼びかけました。この痛ましい日に、中国共産党による学習者への非人道的な迫害を再度、強く非難します。この血なまぐさい虐殺が早く終わり、加害者が法の厳しい処罰を受けることを願っています」

 元下院議員 法輪功学習者の反迫害を固く支持

 元国民議会議員(下院)フレデリック・デュマ氏は、メッセージの中で次のように述べた。

 「中国共産党による学習者への迫害が、25年を数えるにあたり、中国における人権のための皆さんの闘いに、断固たる支持を表明します」

元国民議会議員(下院)フレデリック・デュマ氏

 「議員時代には、中国で組織的な抑圧を受けている被害者のために、声を上げることに尽力してきました。中国共産党による臓器売買への関わりを防ぐことを目的とした法案を提出し、フランス政府に対して何度も書面で質問を行い、注意を喚起し、行動を求めてきました」

 「私の目標は、フランスもおける機関がこれらの恐ろしい犯罪を終わらせようと、積極的に参加するよう促すことです。70名以上の議員がこの法案を支持し、野蛮な行為を根絶するという決意を示すことができました」

 デュマ氏はメッセージの中で、欧州議会の決議にも触れた。「欧州議会も複数の決議を採択し、中国(共産党)に対し、この血なまぐさい迫害を停止するよう強く要求しました。これらの行為が永久に終わり、正義が実現し、犯罪者が国際法廷で裁かれることを心から願っています」

 「この気高い人権の戦いにおいて、皆さんが勇気を持って前進することを願っています。中国の法輪功学習者を守り、彼らの声を世界中に届けるために、私たちは共に手を取り合って続けていきましょう」

 法輪大法学会会長、仏政府へ迫害非難表明求める

 法輪大法学会の唐漢龍会長は、集会での発言で次のように述べた。

 「過去25年間、法輪大法明慧ネットのデータによると、少なくとも5088名の法輪功学習者が迫害により死亡しました。しかし、実際の犠牲者はもっと多いでしょう。何百万人もの学習者が不当に労働教養所や洗脳班へと連行されました。中国政府は軍事および民間病院を通じて、大規模な強制臓器摘出と売買を行い、学習者を『生きた臓器バンク』として扱っています」

 「フランスにおける法輪功の興りは、晴れやかな章から始まったのです。1995年3月、創始者である李洪志先生が当時の中国大使の招きに応じて、パリの中国大使館内で講演しました。大使館員や中国コミュニティの代表者ら約350人が、この気功を体験したのです」

 「今日、私たちはマクロン大統領に中国の習近平国家主席にこれら(迫害へ)の懸念を伝えるよう要請します。『人権の揺りかご』として、フランスはこの残酷な迫害に断固として反対する行動をとり、模範となる責任があります」

 「また、新政権がEU決議に従い、非人道的な行為を終わらせるための行動をとることを期待しています」

 市民が法輪功学習者の反迫害を支持

 ベルナール・ジェネルさんは消化器系疾患の専門家で、仏管轄地ニューカレドニアの病院で働いていた。彼の妻マリリンさんは元看護師だ。夫婦ともに退職し、パリで晩年を過ごしている。

 ジェネルさんは次のように述べた。「私たちが法輪功を支持する署名をしたのは、強制的な臓器摘出に関することが、西洋諸国が大切にしている人道主義的価値観に完全に反するからです。このような行為は容認されるべきではありません」

 ジェネル夫人はこう語った。「私が署名して支持する主な理由は、夫と同じです。このようなことが存在するなんて! 暴力について公衆の注目を集めることができるので、公の場での抗議活動も支持します」

 ノラさんは現場に長時間立ち止まり、法輪功学習者による真相説明に耳を傾けていた。

 「パリのオペラ座広場でも彼ら(学習者)が語っているのを見ました。彼らは苦しみを受けているのですね」

 強制臓器摘出に反対する署名をした後に、こう述べた。「政府が臓器売買でお金を稼ぎ、しかも何年も続いているなんて、とても残酷なことです! 到底認めることができません。ですから署名しました!」

 多くの通行人が学習者の純粋なエネルギー場と煉功音楽の調和を感じた。ある女性は携帯電話を取り出し、通りの向こうから学習者の写真を撮った後、手を胸に当てて「(光景が)とても感動的!」と言った。

 近くの教会に向かう2人の女性も、通りの向こうから学習者の写真を撮っていた。そのうちの1人が「なんてこと! これが人々が言う強制臓器摘出のことなのね!」と驚いた様子で叫んだ。

 彼女たちは「この真実を暴露することはとても大切で、伝えてくれてありがとう」と言った。さらに「もっとすごいのは、彼ら(学習者)がとても穏やかで、平和的な方法でこれ(強制臓器摘出の犯罪)を明らかにしていることです!」と付け加えた。

 大法の恩恵を受けた新しい学習者、心を込めて真相を伝える

 以前、ヨガの講師だったというジャックさんが、2013年に法輪大法を知り、学び始めてからちょうど1年になる。

 「法輪大法は私が探し求めていたものでした。心身が改善され続けているのを感じています。本当に真善忍を修煉の核心に置いているのです。さらには、人生の意味について深い理解を得たことです。毎日、より良い自分になりたいという願望が生まれます」

真相を伝え、署名を集める新しい学習者のジャックさん

 ジャックさんはまた、街頭で人々に真相を伝える心境についても語った。「法輪大法の修煉をした後の素晴らしさから、大法を周りの人々に広めたいという願望が生まれました。真善忍の価値観が、生活の中心になってほしいです」

明慧ネットより転載