[ワシントン 14日 ロイター] – 米下院共和党の有力議員らは14日、バイデン政権に対し、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)や半導体大手、中芯国際集成電路製造(SMIC)に対する規制強化を求めた。
マコール下院外交委員長や中国特別委員長らが商務省に書簡を送り、SMICなどへのライセンス付与を停止するよう要請。「敵対国に対するより効果的な輸出管理」が必要だと訴えた。
特に国家安全保障にリスクをもたらすSMIC製半導体の米国への輸入を戦略的に禁止し、SMICとファーウェイの幹部に対する刑事訴追を目指すべきとした。
ファーウェイはこのほど、新型スマホ「Mate(メイト)60プロ」を発売した。アナリストによると、SMICの先端プロセッサーが搭載されている。
ファーウェイは2019年5月、安全保障上の懸念から禁輸対象の「エンティティー・リスト」に掲載され、米サプライヤーが同社に出荷するにはライセンスが必要になった。SMICは20年12月に同リストに追加された。
ただ、ロイターは以前、サプライヤーが数十億ドル相当のライセンスを取得し、両社に米国の技術を販売していると報じた。
共和党議員らは書簡で、両社向けの既存ライセンスを全て取り消すよう求めた。
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