[東京 6日 ロイター] – 岸田文雄首相は6日の参院予算委員会で、日韓関係について「歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継いでいるし、今後も引き継いでいく考えだ」と述べた。佐藤正久委員(自民)の質問に答えた。
元徴用工問題を巡っては「いま(日韓)両国の外交当局間で調整が進んでいる。これについて何か具体的なことを言うのは適切ではない」とした。2019年7月に日本が実施した韓国向け輸出管理見直しとの関連では「労働者問題とは別の議論」とし、輸出管理の問題については「韓国が開始したWTO(世界貿易機関)の紛争解決プロセスの停止を含め、韓国側に適切な対応を求めていくと承知している」と語った。
5月に広島で開く主要7カ国(G7)サミットに韓国大統領を招待するかに関しては、招待国は現在検討中でいま現在何ら決まっていないと説明した。
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