[ワシントン 23日 ロイター] – 米国家安全保障会議(NSC)のカート・キャンベル・インド太平洋調整官は23日、閣僚など高官レベルの太平洋島しょ国訪問が増えることに期待を示した。
米シンクタンク、戦略国際問題研究所のイベントで講演し、米国はこの地域で外交施設や域内諸国との接触を増やす必要があると指摘。
「閣僚級など、より多くの高官が太平洋地域を訪問することになるだろう」と述べ、当地に足を運ぶ外交上の重要性を強調した。
米国は戦略的に重要な同地域で影響力を拡大する中国に対抗するため、関与を強めている。
キャンベル氏は、中国には言及せず「われわれは太平洋地域に関して主権が重要と捉えている。主権を損なったり疑問視したりするような構想は懸念される」と述べた。
今年初めに米国務長官として40年ぶりにブリンケン氏が訪問したフィジーについて、米国による関与の「ハブ」の1つになると想定しているとした。
フィジーのプラサド国連大使は同じイベントで「太平洋地域の人々と政府は、長期にわたる米国との永続的なパートナーシップを歓迎するだろう」と語った。
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