米NY市警察、法輪功ブースを襲撃した刺青男を逮捕

2022/02/16
更新: 2022/02/16

中国共産党による法輪功迫害について啓発活動を行う2カ所の路上展示ブースを破壊したとしてニューヨーク市警察は15日、中国系米国人の鄭步秋(Zheng Buqiu、音訳)容疑者を逮捕した。警察は現在、ヘイトクライムと第4級の犯罪行為で同容疑者を起訴しており、1年以下の懲役に処せられる可能性がある。

刺青男、米ニューヨークの法輪功ブースを襲撃

鄭容疑者は10日、フラッシング地区のゴールデン・ショッピングモール前のブースの看板や携帯用スピーカー、迫害の真相資料が置いてある机を地面に投げつけるなどして破壊。同日、ニューヨーク公共図書館前のブースも襲撃し、破壊行為を働いた。

ブースボランティアからの通報を受けた警察は、犯人の情報提供を呼びかけていた。

法輪功弾圧政策を実行する中国共産党政権は過去にも、中国国外の法輪功学習者に嫌がらせや破壊工作を行なってきた。日本では2008年に「全世界脱党支援センター」日本支部のボランティア・スタッフが池袋駅の北口付近で、中国人グループから暴行を受けている。

州議会の地区リーダー、マーサ・バスケス氏は13日に開催された集会でブースへの襲撃を「重大な侮辱行為」と非難。「米国では憎悪犯罪や、文化を破壊する犯罪行為を容認しない」と強調した。

中国共産党政権は20年以上にわたり、法輪功学習者に対して大規模な弾圧を行ってきた。中国本土では、数百万人の学習者が収容施設に収容され、拷問や強制労働、臓器狩りなどが行われている。

米国をはじめ国際関係担当。