10日の明け方から11日朝にかけて、関東地方を中心に広範囲で大雪の恐れがあるとして、気象庁と国土交通省は9日、不要な外出を控えるよう呼びかけた。気温が予想以上に低下した場合には都心部でも警報級の降雪になる可能性もあるという。
気象庁は、関東地方南部の平野部でも積雪の恐れがあるとし、東京23区では11日12時までの24時間で5から10センチの降雪量が予想されると発表した。
国土交通省は自動車を運転するドライバーに対し、冬タイヤやチェーンの装着を呼びかけている。
首都高速道路は同日、大雪の予報を受けて「計画的・予防的通行止め」を10日以降に実施する可能性があると発表した。通行止めを実施していない場合でも、入口を閉鎖することがあるという。
東京メトロは「降雪の状況により、列車の遅れや運休等が発生する場合がある」と発表し、運行情報を確認したうえでの利用を呼び掛けた。
国土交通省は、昨年12月や今年1月7日の大雪の際に、大型車の立ち往生が主な原因となって甚大な影響が生じたと指摘。冬タイヤの未装着等により事業用自動車が立ち往生した際には、悪質な事例については監査を行った上で事業者に行政処分を行うと発表した。
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