[オタワ 5日 ロイター] – カナダ統計局が5日に発表した8月の貿易収支は、19億4000万カナダドル(約15億4000万米ドル)の黒字となった。黒字幅は前月から拡大し、アナリスト予想も大幅に上回った。自動車および自動車部品は輸出入ともに減少したが、エネルギー製品の輸出が大きく伸びた。
アナリスト予想は平均で4億3000万カナダドル。7月は7億3600万カナダドルの黒字だった。
輸出は0.8%増加した。エネルギー製品の輸出が2014年3月以来の高水準となったほか、金属・非金属鉱物製品も好調だった。自動車と部品の輸出は減少した。
輸入は1.4%減。自動車・部品輸入の減少が響いた。
CIBCキャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、ロイス・メンデス氏は「当社が想定していた通り、世界的な半導体不足が引き続き(自動車)部門の生産に影響を与えた」と指摘した。
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