[東京 17日 ロイター] – 麻生太郎財務相は17日、中国が環太平洋連携協定(TPP)への加入を申請したことに関し「新規加入できるような状態ですかね今の中国は、と単純に思う」との考えを示した。同日午前の閣議後会見で記者団に語った。
麻生財務相はTPP加入の条件について「読めばわかるが、例えば国有企業のルールなどが細かく書いてある」と指摘。「受け入れる11カ国がルール通りやるのか、本当に、という話なんじゃないか」とも述べ、ルール順守を巡って今後の中国側の対応を疑問視した。
一方、自民党総裁選の候補者が金融所得課税の見直しを求めていることに関しては「もともと与党税制調査会で来年度の検討項目にあげられた話。与党税制改正大綱を決める今年末のところで、いろいろ議論が行われていく中で検討されていく話」と述べるにとどめた。
麻生氏は会見で「候補者が言っているからどうことうではない」とも語った。
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