浙江省舟山港が部分閉鎖 従業員のウイルス感染で コンテナ取扱量世界3位

2021/08/13
更新: 2021/08/13

中国東部・浙江省の主要コンテナ港である寧波舟山港は11日、労働者1人に中共ウイルス(新型コロナウイルス)への感染が確認されたため、部分閉鎖した。今回の感染による影響で世界貿易に深刻な打撃を与えることが懸念されている。

寧波舟山港は、コンテナ取扱量で世界第3位、中国第2位となっている。今回閉鎖された梅山ターミナルは同港のコンテナ取扱量全体の約25%を占めている。

同港の発表文によると、「システムの混乱」のため、梅山ターミナルで入港・出港とも全てのコンテナサービスを11日から停止した。再開の通知があるまで停止を継続する。

中国メディアの報道によると、今回のPCR検査で陽性反応が確認された労働者は中国製ワクチンの2回接種を終えていたという。これまでに判明した濃厚接触者は245人に上る。

当局の発表によると、この労働者は発症する前、外国貨物船の乗組員らと近距離の接触があったという。

最近の台風の影響を受け、すでに生産性が低下していた寧波舟山港と上海港は深刻な混雑に直面していた。そんな中の寧波舟山港の部分閉鎖は世界貿易に一層の打撃となる恐れがある。

中共ウイルス感染が理由で中国の港が閉鎖されるのは、最近では深圳の塩田港に次いで2件目となる。

(翻訳編集・李凌)