台湾の観光やグルメを体験するイベント『来て観て食べて台遊館』が6日、東京・白金台で始まった。開幕式には台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表や、日華議員懇談会(日華懇)の古屋圭司会長をはじめ、日台の政治界や観光業界の関係者が参加し、相互の「絆」をアピールした。会場内では台湾の観光やグルメを体験することができる。開催は8月10日まで。
会場では台湾カステラや台湾パイナップル、台湾風バーガーなどのグルメが提供されているほか、東京五輪に出場する台湾代表のホストタウンとなった静岡市や鹿児島県龍郷町のスイーツが紹介されている。コロナ後の需要を見据えて、旅行気分を味わえるコーナーもある。
古屋氏は冒頭あいさつのなかで、オリンピック開会式の入場でNHKアナウンサーが、国際オリンピック委員会の定めたチャイニーズタイペイの呼称ではなく「台湾」と紹介したことに触れた。すると、会場内では拍手が沸き起こった。
そして日本と台湾が新型コロナウイルス感染症を防止するために医療物資を援助し合ったことに言及し、「日本と台湾は真の絆で結ばれている」と強調した。また、日華議員懇談会は一番「プライドと喜びを持って務めている議員連盟だ」と述べた。
自民党青年局長の牧島かれん議員は大紀元の取材に対し、「自民党青年局では毎年台湾で研修を行ってきた。会場では台湾の良さを再認識することができ、感染症の終息後に再び訪れたい気持ちが強くなった」と語った。
台北駐日経済文化代表処の謝長廷(しゃちょうてい)代表はあいさつのなかで、日本と台湾は「災害が発生するたびに助け合い、家族のようだ。心の絆をさらに発展させ、良い関係を次の世代にも引き継いでほしい」と述べた。
台湾観光局/台湾観光協会東京事務所所長の鄭憶萍(テイ・イーピン)氏は、コロナ下の様々な取り組みについて紹介した。
(大紀元日本語編集部)