国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会は26日、日本政府が推薦した「奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島」(鹿児島、沖縄両県)を世界自然遺産リストに登録することを決めた。候補地となって18年目の登録となる。他の地域には見られない固有種と生物多様性が評価された。
日本国内の自然遺産の登録は10年ぶりで、屋久島(鹿児島)、白神山地(秋田・青森)、知床(北海道)、小笠原諸島(東京)に続き5件目となる。文化遺産も含めた世界遺産としては、国内で24件目となった。
菅義偉首相は、世界遺産リスト入りについて談話を発表した。各行政と島の住民に謝意を示し、「世界に誇ることのできるこの貴重な環境を次世代に引き継ぎ、世界に魅力を発信したい」と語った。
小泉進次郎環境相も談話を発表。「この島々の照葉樹林では、大陸で絶滅した生き物が、 箱船のように生き続けている」と独自の表現で語り、さらなる自然環境保全の充実が必要だとした。
(大紀元日本語編集部)
ご利用上の不明点は ヘルプセンター にお問い合わせください。