7月23日、航空自衛隊のアクロバット飛行部隊「ブルーインパルス」は東京五輪・パラリンピックの開幕に合わせて、展示飛行を行った。国立競技場上空では、1964年以来の青、黄、黒、緑、赤のカラースモークによる五輪マークを描いた。ブルーインパルスによる五輪に合わせた飛行は、1964年の東京大会、1998年の長野大会に続き、3度目。
航空自衛隊から事前に発表されたコースによれば、12時40分頃から12時55分頃に東京都庁を通過し、東京タワー、東京駅、東京スカイツリー、国立競技場上空を飛行した。都心でその様子を鑑賞した人々は、その一矢乱れぬ飛行に歓声をあげ、描かれた5色の輪が空と一体化していくのを見守った。
松島基地を拠点とするブルーインパルスは入間基地に移動し、23日には出陣式を行った。「共に前へ Go Together」のスローガンをツイッターのハッシュタグとして掲げた。松島基地司令は、「後世に受け継がれ、歴史に残る重要な任務である。任務の成功を祈る」と激励したという。
オンラインでも、飛行を鑑賞した人々からは、航空自衛隊や松島基地のソーシャルサイトアカウントに、「飛んでる姿すごくかっこ良かったです」、「とても明るい気持ちになりました」、「最高の演出でした」「一生の思いでになりました。すばらしい感動ありがとうございました」と書き込みが相次いだ。
岸信夫防衛相も当日、「ブルーインパルス展示飛行が無事終了。お疲れ様でした!」と写真を掲げてツイートした。
上空で一糸乱れぬ華麗なフライトを行うブルーインパルス。1番機から6番機のパイロットたちが地上で見せる素顔は確固たるチームワークに裏付けされた笑顔で溢れている。
東京オリンピックの展示飛行に関する情報は航空自衛隊の公式SNSをご覧ください。#Tokyo2020 #松島基地 https://t.co/3LLFAmy3nt pic.twitter.com/81GhvMBdn4— 航空自衛隊 松島基地 (@matsushimabase) July 21, 2021
(佐渡道世)