中国では9月2日、日本のお盆にあたる「鬼節」を迎えた。中共ウイルス(新型コロナウイルス)の発生地である湖北省武漢市の道端では、感染で亡くなった家族を偲ぶ市民の姿があった。武漢市民はネット上で、その人数の多さに驚き、「初めてのことだ」とのコメントを書き込み、中共ウイルスの死者が当局発表より実際に多くいると示唆した。
旧暦7月15日の鬼節は、「盂蘭節」または「中元節」とも呼ばれている。9月2日以降、武漢市内の各所で多くの市民が連日、夜6時から深夜まで空き地や道端で線香を焚いたり、紙製のお金を燃やしたりした。
中国SNSの微博(ウェイボー)では、武漢市民は「この数日、夕方から武漢市内のあちこちで故人を供養する人を見た。大人になってから、初めてこんなに多くの人を見た」と投稿した。
「1日の午後6時頃から、同じ団地に住む人はみんな、団地内でお線香を焚いたりしていた」
「今年、武漢市の街頭で故人を供養する人が、明らかに去年より多い。供養の後、故人の霊があるから、ここに踏みこめないよう白い丸印を付けている。今まで印は道の内側にあったけど、今年は道の両端だけでなく、真ん中にもあった。これを見ると、とても悲しくなった」
「今日、露地を通ったとき、道の両側に白い丸印がぎっしり並んでいた」
「この2日間、市内のどこに行っても、線香の匂いが充満していた。通りかかった道の地面に白い丸印が隙間なく書かれていた」
中国当局は、武漢市の中共ウイルスによる死者数は3869人と発表した。中国当局の隠ぺい体質から、国際社会はこの感染者数と死者数に疑問を呈している。
この数日、故人を偲ぶ人の多さに、武漢市民は「本当の死者数は何人だろう。たぶんお天道様しかわからない。亡くなった多くの人は計上すらされていなかった」と嘆いた。
米トランプ大統領は1日、フォックスニュースのインタービューに対し、中国の感染死亡者はどの国よりも多いと発言した。
今年3月、武漢市の葬儀場に山積みされた骨壺や、遺骨を引き取る親族の作った長蛇の列が話題となった。
(翻訳編集・張哲)