<独自>中共肺炎、武漢市の3月14日の新規感染者は公表の約22倍

2020/03/23
更新: 2020/03/23

大紀元が独自に入手した内部資料では、武漢市における中共肺炎COVID-19)の新規感染者数が、少なくとも当局の公表した人数の22倍であることが明らかになった。

大紀元は、武漢市衛生健康委員会が3月14日に受け取った当日市内の「中共ウイルス(新型コロナウイルス)の核酸検査情報日報」(以下は日報)と各区の統計まとめを取得した。14日に行われた核酸検査の検体は前日13日に採取されたものだとみられる。

大紀元が入手した武漢市衛生健康委員会の3月14日「中共ウイルス(新型コロナウイルス)の核酸検査情報日報」では、同日新たに感染を確認した者が91人に達した(大紀元)

日報によると、14日武漢市内では、核酸検査で採取された検体総数は1万6320件。このうち、陽性反応が出たのは373件だ。また、入院患者の再検査を除けば、核酸の初回検査の検体は91件。したがって、14日、新たに感染を確認された患者数は91人になる。

中国当局が公表した3月14日の新規感染者数は4人だった。

さらにまた、14日の日報では、核酸検査で感染疑いのある患者が130人だと示された。蛍光PCR法に基づく核酸検査は、蛍光シグナルの強弱によって、陽性か、陰性か、または疑いがあるかを判断している。このため、14日だけで新規感染確認者と疑いのある者を合わせると221人にのぼる。

大紀元が日報を精査したところ、検体1万6320件の約4分の1にあたる4194件は、初めて核酸検査を受ける者から採取されたものだとわかった。このなかの26件は陽性反応が出た。中国当局は、「臨床確診者、感染疑いのある者、濃厚接触者、発熱患者」と認められた住民だけに対して、核酸検査の実施を許可している。

厳格な都市封鎖措置を発動している武漢市で、当局の認可の下で、1日に新たなに4000人以上の市民がウイルス検査を受ける必要があることは、同市での感染リスクが依然に高く、終息していないとの実態を浮き彫りにした。

日報は武漢市内にある隔離先のホテルにいる市民の核酸検査実施状況を示した。14日に初めて核酸検査を受けた市民が4000人以上とわかった(大紀元)

中国当局は3月22日、武漢市での新規感染者が4日連続で「ゼロ」だったと発表した。

(翻訳編集・張哲)

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