中国東北部の黒龍江省ハルビン市と大慶市当局は9日、119人の法輪功学習者を連行した。事態を重く見た米国務省は中国当局に対して、法輪功学習者への弾圧を中止するよう求めた。
法輪功情報を発信する「明慧網」は26日、黒龍江省で起きた大規模な拘束を報道した。
報道によると、ハルビン市と大慶市では9日、それぞれ72人と47人の法輪功学習者が拘束された。26日現在、ハルビン市では72人のうちの17人が解放され、残りの55人が依然拘禁されている。大慶市では、47人のうちの18人が解放、29人が拘束中だという。
米国務省のスポークスマンは29日、国務省がすでに中国当局に対して、国際人権基準により法輪功学習者への弾圧を停止するよう求めたと、大紀元の質問に電子メールで返答した。さらに、「宗教の自由は社会の平和、安定と繁栄に重要な役割を果たしている」と述べた。
明慧網によれば、今年上半期において、中国国内では2392人の学習者が拘束された。
米国務省は、「米政府は今後、中国当局に対して、少数民族、宗教的マイノリティを含むすべての中国国民の宗教自由を守り促進するよう促していく」と示した。
中国当局は1999年7月20日、法輪功学習者が中国共産党員より人数が多く、法輪功の伝統的理念が共産主義と相容れないとの理由で、国内伝統気功グループ、法輪功に対して弾圧を実施してきた。
(翻訳編集・張哲)
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