Googleが最近公開した「透明性レポート」によると、中国政府は、昨年7−12月まで23回にわたって639項目にのぼるコンテンツの削除をGoogleに求めたという。その内容は共産党の政権や幹部にとって不都合なものだった。
Googleは一部の削除要請を拒否したものの、受け入れた場合もあったという。
同レポートによると、中国の公安当局は東トルキスタン独立運動の情報を含む40個のグーグルトライブの削除も要求した。Googleは利用ポリシーに違反したとしてこの削除要請を受け入れた。
ほかにも、ある退任した共産党の地方幹部は自身の汚職に触れたとして、関連報道の削除を要求した。Googleはこれを拒否した。
また、ある地方の国土資源局は、検索結果にリンクされているサイトには、幹部の名誉毀損に関わる内容があるとの理由で、削除要求を出したが、同様に拒否された。
Googleは中国で現在アクセスを遮断されている。2010年、これまで続けていた自己審査を廃止し、中国からの撤退を発表した。その後、中国での検索エンジンを香港に移した。
ウィキペディアによると、Googleは中国から撤退してから現在まで、共産党が82件にわたり、合計1469のコンテンツの削除を求めた。
ウイキペディアの統計によると、Facebook、Twitter、Youtobeなど少なくとも3000のサイトがアクセス不能となっている。Google Scholar、Google Docs、Dropboxなどもブロックされている。
(大紀元日本ウェブ編集チーム)