マルク・リブー写真展 ライカギャラリー東京、ライカギャラリー京都にて同時開催

2017/09/05
更新: 2017/09/05

ライカカメラジャパン株式会社(本社:東京都千代田区)は、20世紀を代表する写真家の一人であり、アンリ・カルティエ=ブレッソン、ロバート・キャパらとともに、写真家集団マグナム・フォトの名を世界に知らしめる礎となった写真家の一人でもあるマルク・リブー(Marc Riboud)の写真展を、ライカギャラリー東京およびライカギャラリー京都にて同時開催いたします。

リヨンでエンジニアとして働いた後、写真家になることを決意したマルク・リブーは、1952年に、ライカを肩から下げてパリへ渡ります。“このカメラとフィルムを1本携えて田舎者よろしくエッフェル塔へ歩いていき” 1953年に撮影された1枚『エッフェル塔のペンキ塗り』が大きな評判となり、リブーは本格的に写真家としての道を歩みはじめることに なりました。以来、約60年に渡り、ライカはリブーの写真家人生のかけがえのないパートナーであり続け、世界各地で生み出された傑作写真の数々は、優れた写真家と優れたカメラのコラボレーションによって創り出されることを証明してきました。

ライカギャラリー東京での「マルク・リブーの世界」展では、独自の詩情あふれるドキュメンタリーを築き上げたマルク・リブーの代表作で構成され、「暴力より世界に存在する美により惹かれる」と語っていたリブーの世界観を直截的に伝える作品を展示いたします。

また、ライカギャラリー京都での「マルク・リブーが見た日本の女性」展では、日本国内でまとめて発表されることがなかったシリーズ〈Les Femmes Japonaises〉から精選した作品を展示します。高度成長期の日本の様々な場面でとらえられた女性たちの姿は、伝統と変化をもっとも体現する存在であったとも言えます。

本年、マルク・リブーが残した全作品が、フランス国立ギメ東洋美術館に寄贈されることになりました。本展は、同館寄贈前にリブーのプリントをご覧いただける貴重な機会となります。

写真展 概要

■ ライカギャラリー東京 (ライカ銀座店 2F)
タイトル:マルク・リブーの世界
住所:東京都中央区銀座 6-4-1
期間:2017年9月22日(金) -2018年1月14日(日)
展示内容:独自の詩情あふれるドキュメンタリーを築き上げたマルク・リブーの代表作 14 点を展示

■ ライカギャラリー京都 (ライカ京都店 2F)
タイトル マルク・リブーが見た日本の女性
住所:京都市東山区祇園町南側 570-120
期間:2017年9月23日(土) -2018年1月18日(木)
展示内容:高度成長期の日本の女性たちの姿をとらえたシリーズ〈Les Femmes Japonaises〉から、精選した作品 15 点を展示 

                                (c) Marc Riboud 

ライカギャラリー東京 代表作品 

​                                (c) Marc Riboud 

ライカギャラリー京都 代表作品