ミャンマー北部国境で軍事衝突 中国軍が厳戒態勢

2016/11/22
更新: 2016/11/22

中国と隣接するミャンマー北部の国境地帯で20日に軍事衝突が起き、市民3人を含む8人の死亡が発表された。中国国防部は、軍は厳戒態勢を敷いていると述べた。

ミャンマーメディアの報道などによると、マグエ、バンサンなどで20日未明、少数民族の武装勢力が警察の検問所を襲撃し、政府軍と戦闘を繰り広げた。一部の住民は隣の中国雲南省に避難した。

中国メディアの報道では、地元政府の設営した臨時避難所におよそ2000人が押し寄せている。中国側の国境付近では銃の音が響き、流れ弾が一部の住宅を直撃したという。

在ミャンマー中国大使館は自国民に同地域への渡航自粛勧告を出した。

  アウン・ サン・スー・チー氏の率いるミャンマー新政権は、住民3人警官3人を含む8人が死亡したと発表。

多民族国家のミャンマーでは1948年に独立して以来、自治権拡大や民族間の平等を求める少数民族の武装闘争が続いてきた。

ミャンマー全域での停戦を目標とする各少数民族との平和交渉は今年の初めに実質の最高指導者に就任したアウン・ サン・スー・チー氏が取り組む課題の一つとみられている。

 (翻訳編集・叶子)

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