ミツバチは、仲間と共同して複雑な問題を解決することができる社会性を持った昆虫であると、このたび、英国のクイーンメリー大学の実験結果で明らかにされた。
仕掛けは、ヒモを引っ張って取り出さなければ、ガラスケースの間の砂糖水に触れることのできないというもの。実験の結果、25匹のミツバチのなかで、ヒモを引っ張って砂糖水の採取に成功したのは15匹。
この15匹の成功者は、のちに「先生」となって、別グループのミツバチにその技術を伝達した。すると別グループの成功率は非常に高まったという。
研究チームは、「ミツバチのような昆虫でさえ、技法を伝達するという文明普及の基本的能力を備えている」と推測している。
(翻訳編集・佐渡 道世)
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