9月25日、法輪功学習者は浅草でパレードを行い、中国共産党による法輪功弾圧の停止と迫害を指示した江沢民元国家主席への法の裁きを求めた。パレードは浅草の雷門前を通り、沿道の通行人と観光客に、迫害の実態や中国で起きている臓器強制摘出問題について伝えた。
パレードでは、法輪功の専門ブラスバンドである天国楽団を先頭に、迫害停止を求めるのぼりや横断幕を持った学習者たちが後に続いた。さらに、沿道では学習者が資料を配り、江沢民氏を告発する署名を集めた。
浅草は日本有数の観光名所であり、日本人のみならず欧米諸国からの観光客や中国人ツアー客でひしめき合っていた。多くの市民はパレードを見て真相を知り、記念撮影した。
多くの中国人観光客は初めて見る天国楽団の気勢に驚きを隠せなかった。中国では弾圧されている法輪功が、海外では自由に活動できている。この光景を見た観光客たちは学習者たちから話を聞き、真相のチラシを受け取った。観光客の中には大声で「法輪大法好(法輪大法は素晴らしい)」と叫んだ人もいた。
学習者から迫害について説明を受けた日本人男性は中国の人権状況に対し、「中国は民主化を進めるべき。中国では農民の暮らしが改善されておらず、ひどい状態だ。さらに言論の自由を認め、人権弾圧をやめるべきだ」と力説した。
天国楽団の演奏を見た中国人観光客は、「天国楽団の音楽が好きだ。みんな歩調が揃っていて規律性があり、好感を持てる」と感想を述べた。
初めて天国楽団を見るアメリカ人女性観光客は大紀元の取材に対し、「天国楽団の音楽は明るく陽気で、心に響くものだった」と答えた。女性の友人は、「法輪功が中国で迫害されている真相を理解することで、少しでも助けになればよい」とコメントした。
パレードを見て真相を知ったロシア人女性とその夫は次のように感想を述べた。「(中国での迫害と臓器狩りは)ひどすぎる。人権に反し、違法である。私たちは死後に臓器を提供したいが、これは自らの意思によるものだ。だが意思に反して臓器を摘出するのは犯罪行為である。ロシアではマフィアが臓器の売買を手掛けており、バーで酔っぱらった女性が腎臓を取られた事件もある。だから権力を持つものが金銭目的で臓器を強制摘出するのは許せないことであり、中国政府の行為は犯罪だ」
(文亮)
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