「上海ディズニー」 一部テストオープン 中国人観光客のマナーが問題

2016/05/09
更新: 2016/05/09

先日の最寄りの地下鉄駅の開通にともない、中国のメーデー連休(4月30日~5月2日)の期間中に、試し営業で周辺一部をオープンした「上海ディズニーランド」と、それに隣接するバニラ園などの観光名所には、12万人もの観光客が訪れた。ネット上には、観光客が柱に落書きをした写真や、母親が花壇で子供の排泄を促す写真などが投稿され、一部の観光客の公共マナーの悪さが問題となっている。

上海メディアによると、連休中に、テストオープンした部分のディズニーランドの柱には、すでに「参上」などの落書きがあり、観光客が持参した食べ物、飲み物のゴミなどを芝生に放置したり、花壇に足を踏み入れて写真を撮ったり草花を摘んだりするケースもあった。さらに、母親が花壇で子供の排泄を促す写真もネットに投稿された。周辺には十分な公衆トイレが設けてあるが、それでも一部の観光客は外で子供に用を足させているという。

このような状況に対して、バニラ園は2日目から保護措置として、一回の入園者数を20人に制限しており、撮影時間も3分以内と定めている。

多くのネットユーザーは、国内外での中国人観光客の公共マナーの悪さを恥だと思っている。中国共産党が中国伝統文化を破壊したことで、人々は正しい道徳観念を失っていると嘆く声が多く上がっている。

(翻訳編集:山本アキ)